職場の同僚に勧められて一気に読んでしまいました。
鈴木忠平氏著「嫌われた監督」(文春文庫)です。

なぜ語らないのか。なぜいつも独りなのか。そしてなぜ嫌われるのか。
采配や言動に翻弄された選手たちの証言から、
中日ドラゴンズの元監督落合博満氏に迫るノンフィクションです。
いやー面白い!実に面白い!!笑
500ページを超える長編ですが、一気に読み終えちゃいました。
落合監督が分かるエピソードをひとつ。
同点で迎えた最終回の攻撃で、
阪神バッテリーがストレートを続けて中日がサヨナラ打を放った試合の後、
あそこでフォークを投げれば、打者は打てなかったのではないですか?
と、相手バッテリーの配球を疑問視した記者の質問に、
「ピッチャーがそれと決めて投げたんだから、それがベストなんだろう」
と答えた後、珍しく怒りを露わにして、次のように言ったのだそう。
「お前がテストで答案用紙に答えを書くだろう?
それが間違っていたとしても、正解だと思うから書くんだろう?
それと同じだ!そんな話は聞きたくない!」
なぜ、あのスターティングメンバーにしたのか?
なぜ、ポジションを変えたのか?
なぜ、そのショットを選んだのか?
なぜ、そのウェイトに設定したのか?
なぜ、そこでスウィープをしたのか?
たしかに、迷った末だとしても、
そのときは正解だと思って判断しているはず。
うんうん。落合監督の言うとおりです。笑
人は、結果に一喜一憂しますが、
答えが出るまでに誰がどんなに悩んで決断したのかは気にしません。
落合監督は、決断する者の葛藤を誰より理解しているのだと思います。
この本を読み進むうちに、
知らなかった落合監督の信念や優しさが伝わってきて、
すっかりファンになってしまいましたよ。笑
大好きだぞ!落合監督!笑