8年ほど前にも紹介しましたが、
Panasonicグループの創業者
松下幸之助氏の著書を久しぶりに読みました。
心に残った教えのひとつを備忘録代わりに。
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転んでも
「七転び八起き」ということわざがある。
何度失敗しても、これに屈せず奮い立つ姿をいったものである。
人生は長い。世の中は広い。
だから失敗もする。悲観もする。
そんなとき、このことわざはありがたい。
だが、七度転んでも八度目に起きればよい、
などと呑気に考えるならば、これはいささか愚である。
一度転んで気づかなければ、七度転んでも同じこと。
一度で気のつく人間になりたい。
そのためには「転んでもただ起きぬ」心構えが大切。
このことわざは、意地汚いことの代名詞のように使われているが、
先哲諸聖の中で、転んでそこに悟りをひらいた人は数多くある。
転んでもただ起きなかったのである。
意地汚いのではない。真剣だったのである。
失敗することを恐れるよりも、真剣でないことを恐れた方がいい。
真剣ならば、たとえ失敗しても、
ただ起きぬだけの十分な心構えができてくる。
「転んでもただ起きぬ」ように真剣になりたいものである。
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よーし、カーリングでも、ただでは起きないぞー!