青森県庁カーリング部物語

青森県庁カーリング部はいつでも部員募集中~!

普通のカーラーの「だから僕は練習する」

2022年の読み初めです。笑

普通のカーラーに勇気!をくれる一冊を読みました。

和田毅著「だから僕は練習する」(ダイヤモンド社)です。

f:id:AomCC:20220101094532j:plain

ソフトバンク和田毅投手は、私が好きなプロ野球選手のひとり。

いわゆる「松坂世代」の選手で、

体格に恵まれているわけでも剛速球を投げるわけでもないのに、

最多勝や最高勝率、MVPなど幾多のタイトルを獲得している名投手です。

 

本人曰く、

「僕はどこにでもいる普通の野球少年だった」

「なぜ、才能あふれる仲間達より、長く現役を続けられているのだろう」

「なぜ、平凡なはずの僕が彼らのような天才のレベルに近づけたのだろう」

私に言わせると、甲子園に出場している時点で普通じゃないんですけど。笑

 

才能ある選手達との違いをひとつ挙げるとすれば「練習」なのだそう。

よく練習することで知られる和田投手のモチベーションは、

練習によって成長した成功体験の喜びと、

練習しないことで喪失する恐怖心だと言います。

うんうん。レベルは段違いですが、分かるな~。笑

心に残った内容の一部を紹介しますね。

 

第1章 「天才」に近づく練習論

・「人より優れていないこと」が僕の優れているところ。

・いい練習は「目的×習慣」でできている。

・「練習はウソをつかない」は、少しだけ間違っている。など

 

第2章 「勝つ」ために考え抜く

・こだわりを捨てた「自然体」がいちばん強い

・「感覚」を磨くために、「数字」を使いたおす。

・目の前のバッター「以外」のことを考える。

 

第3章 「心」を磨き、覚悟を固める

・「中途半端な緊張」がいちばんよくない。

・熱狂した没頭より、クールで静かな集中。

・ベテランになっても、「心」はまだ磨ける。など

 

第4章 バッテリーの練習論

・「指で交わす会話」が投手と捕手の醍醐味。

・打たれたら、投手の責任が100%。

・「捕手との相性」という考え方はしたくない。など

 

第5章 人を育てて、自分を育てる

・もし僕が「少年野球のコーチ」になったら。

・続けた人だけが手にする「特別な」楽しさ。

・不調のときこそ、アドバイスを受け流す勇気。

 

第6章 それでも僕は、練習をやめない

・「安定した自分」を維持するために走る。

・「うまくいったこと」をそのまま再現するのは危険。

 (成功をそのまま放置せず、「要因」を分析しよう。)

・練習とは「コントロールできる範囲」に全力を注ぐこと。

 

特別対談ほか 練習について

・「パフォーマンスを出せたか」ではなく「最善を尽くせたか」

・いつか、ケガすらも「大切な練習」だったと思えるように。など

 

練習好きのみなさん、お薦めです!