2022年の読み初めです。笑
普通のカーラーに勇気!をくれる一冊を読みました。
ソフトバンクの和田毅投手は、私が好きなプロ野球選手のひとり。
いわゆる「松坂世代」の選手で、
体格に恵まれているわけでも剛速球を投げるわけでもないのに、
最多勝や最高勝率、MVPなど幾多のタイトルを獲得している名投手です。
本人曰く、
「僕はどこにでもいる普通の野球少年だった」
「なぜ、才能あふれる仲間達より、長く現役を続けられているのだろう」
「なぜ、平凡なはずの僕が彼らのような天才のレベルに近づけたのだろう」
私に言わせると、甲子園に出場している時点で普通じゃないんですけど。笑
才能ある選手達との違いをひとつ挙げるとすれば「練習」なのだそう。
よく練習することで知られる和田投手のモチベーションは、
練習によって成長した成功体験の喜びと、
練習しないことで喪失する恐怖心だと言います。
うんうん。レベルは段違いですが、分かるな~。笑
心に残った内容の一部を紹介しますね。
第1章 「天才」に近づく練習論
・「人より優れていないこと」が僕の優れているところ。
・いい練習は「目的×習慣」でできている。
・「練習はウソをつかない」は、少しだけ間違っている。など
第2章 「勝つ」ために考え抜く
・こだわりを捨てた「自然体」がいちばん強い
・「感覚」を磨くために、「数字」を使いたおす。
・目の前のバッター「以外」のことを考える。
第3章 「心」を磨き、覚悟を固める
・「中途半端な緊張」がいちばんよくない。
・熱狂した没頭より、クールで静かな集中。
・ベテランになっても、「心」はまだ磨ける。など
第4章 バッテリーの練習論
・「指で交わす会話」が投手と捕手の醍醐味。
・打たれたら、投手の責任が100%。
・「捕手との相性」という考え方はしたくない。など
第5章 人を育てて、自分を育てる
・もし僕が「少年野球のコーチ」になったら。
・続けた人だけが手にする「特別な」楽しさ。
・不調のときこそ、アドバイスを受け流す勇気。
第6章 それでも僕は、練習をやめない
・「安定した自分」を維持するために走る。
・「うまくいったこと」をそのまま再現するのは危険。
(成功をそのまま放置せず、「要因」を分析しよう。)
・練習とは「コントロールできる範囲」に全力を注ぐこと。
特別対談ほか 練習について
・「パフォーマンスを出せたか」ではなく「最善を尽くせたか」
・いつか、ケガすらも「大切な練習」だったと思えるように。など
練習好きのみなさん、お薦めです!